ランニングシューズは、買ったばかりのときのレビューだけでは本当のところが分かりません。
クッションはどのくらい持つのか。ソールは何kmくらいで減ってしまうのか。
半年、1年と使い続けたら、どこまで性能を維持できるのか。
今回は、そんな疑問に答えるべく、アディダスの「デュラモスピード」を約1000km履いたので、履きつぶしレビューを書いてみます。
主な用途はジョギング。
購入価格はたしか7000円台で、1年ほどかけて1000kmを走りました。
(2026年現在では6000円ほどで買えるようです。)
結論から言うと、1000km走った現在でもソールのラバーはまだ残っています。
一方で、クッション性は明らかに低下し、購入当初に感じていた軽快さもなくなってきました。
それでも、1000km走って、まだ使える印象。
この耐久性を考えると、デュラモスピードはかなりコストパフォーマンスの高いランニングシューズだと言えそうです。
デュラモスピードを1000km履いてみた
まず、今回の使用状況を簡単にまとめておきます。
購入価格は7700円ぐらいだったはず。
使用期間はちょうど1年で、走行距離は約1000kmです。

用途はほぼジョギングで、Eペースのジョギングを中心に、ブルックスのゴーストマックス2、アディダスEVOSL、そしてワラーチとローテーションで履いていました。
ジョグと言いつつ、ジョグ後の流しはもちろん、キロ4分のインターバルや坂ダッシュなど、割といろいろな練習をしました。
購入当初の印象を正直に言えば、「可もなく不可もなく普通」。
特別に軽快というわけでもなく、EVOSLのようにすごくクッションが効いているわけでもない。軽いわけでもないし、特別重くもない。(最近のシューズの中では重めかも)
かといって、走りにくいわけでもありません。普段のジョギングに使うシューズとして、特に不満なく使える。
そんな印象でした。
1000km走った今になって振り返ると、購入当初にはあまり意識していなかった「耐久性の高さ」が、このシューズの大きな長所だったと感じます。
1000km走ったソールの状態

まず気になるのがアウトソールです。
さすがに1000km走っているので、かかとや母指球あたりはかなり摩耗して、パターンが消失しています。雨の日のスピード練習は危険でしょう。
特に普段の着地でよく接地する部分は、購入当初と比べれば明らかに削れています。
ただ、それでもラバー自体はまだ残っています。「1000km走ったら完全にツルツル」という状態ではありません。
もちろん走り方や体重、路面、使用頻度などによって摩耗具合は変わるので、すべての人が同じようになるとは限りません。
それでも、ジョギング中心とはいえ1000km走ってラバーが残っているというのは、個人的にはかなり好印象でした。デュラモスピードは1000km走った時点でも「ソールがなくなったから終了」という感じではありません。
1000kmでクッション性はどうなった?

一方で、クッション性は明らかに落ちたように思います。見た目では厚みが変わったわけではないですが、皺は見て取れます。
正直、走れないほどではありません。
ただ、同じペースで走っていても、反発感が薄くなり、シューズの重さが目立つようになったと感じます。
特に長めのジョギングをしたときには、「以前より足が疲れるな」と感じることがあります。これはアウトソールの摩耗とは別の問題です。
見た目だけなら「まだまだ使えそう」に見えても、実際に走ってみると内部のクッション材が新品のころとは違う。1000km使ったことで、シューズの寿命はソールの見た目だけでは判断できないと感じました。
軽快さも少しずつ失われていった
もう一つ感じるのが、走ったときの軽快さです。
購入当初は「特別軽快なシューズ」という印象ではありませんでしたが、それでも普通に走りやすいシューズでした。
1000km走った現在は、その感覚が少し落ちています。
足を前に出したときのスムーズさや、シューズから返ってくる感覚が新品のころより弱くなったように感じます。
もちろん、デュラモスピード自体がスピードを出すことに特化したシューズではありません。
なので、そもそも軽快さを最優先して選ぶタイプのシューズではないと思います。
それでも、新品のころと1000km後を比べると違いは分かります。まあこれは仕方ないでしょう。
私自身の走力が上がって物足りなくなった、という可能性も少しだけあります。
それでも「まだ履ける」と思えるのがすごい
ここが今回のレビューで一番伝えたいところです。
クッション性は落ちました。軽快さも落ちました。
でも、1000km走ったシューズとして考えると、まだ使えるんですよね。
ソールにはまだラバーが残っていますし、走れないほどシューズが壊れているわけでもありません。
「1000km走ったからもう限界」という感じではなく、「性能が落ちてきたし、ちょっと飽きてきたからそろそろ次に替えよう」という状態です。
この違いは結構大きいと思います。
ランニングシューズの場合、500kmで買い替えるのか、1000kmまで使えるかどうかで1kmあたりのコストはかなり変わってきます。
7000〜8000円台で購入したシューズを1000km使えたと考えると、単純計算では1kmあたり7〜8円程度。
もちろんシューズの価格だけでランニングコストを考えるものではありませんが、それでもかなり優秀です。
日々の走行距離を延ばすためには、お金の勘定を考えたくはないので、こうしたシューズは強い味方です。
デュラモスピードはどんな人におすすめ?
1000km使った現在の感想としては、デュラモスピードは「一足で何でもこなす高性能シューズ」というより、普段のジョギングをできるだけコストを抑えて続けたい人に向いているシューズだと思います。
特に魅力を感じるのは、やはり耐久性です。
毎週数十キロもジョギングをするようなランナーにとって、ランニングシューズは消耗品。
性能の高いシューズを買っても、数百kmで買い替えるとなると、それなりにお金がかかります。
その点、デュラモスピード2は派手な性能を持っているわけではないものの、長く使える。
しかも安い。
購入当初は「普通だな」と思っていたシューズが、1000km走り終えてみると「結構いいシューズだったな」と評価が変わりました。
このあたりは、実際に長期間使ってみないと分からないところだと思います。
1000km走ったデュラモスピードの評価
ここまでの内容をまとめると、こんな評価になります。
耐久性:★★★★★
1000km走ってもソールのラバーが残っているのは高評価。アッパーについては汚れ以外にほとんど不調がありません。
クッション性:★★★☆☆
新品時と比べると明らかに低下。1000km走れば当然ではありますが、現在は足への負担も少し増えたように感じます。
軽快さ:★★★☆☆
購入当初から特別軽快なタイプではありませんでしたが、1000km走った現在はさらに軽快さが落ちています。シューズの重さを感じるようになりました。
コストパフォーマンス:★★★★★
7000円台で購入して1000km使用できたことを考えると、かなり優秀。
結局、デュラモスピードは買いなのか?
個人的には、「普段のジョギング用シューズを安く長く使いたい」という人、初めてのランニングでお金をかけずにスタートしたいという人などにはおすすめできます。
逆に、レースで自己ベストを狙いたい人のレースシューズや、軽快な走り、楽しいランを最優先する人なら、もっと目的に合ったシューズを選んだほうがいいでしょう。
僕自身も、1000km走った今はそろそろ買い替えるつもりです。次は少し価格を上げて、走る楽しさをもっと感じられるジョグシューズもいいかな~と考えています。
ただ、1000km走ったからといって「このシューズはもうダメだ」と感じているわけではありません。
むしろ、
「1000km走って、ここまで使えるのか」というのが正直な感想です。
購入当初は「可もなく不可もなく普通」という評価だったデュラモスピード。
それが1000km走り終わってみると、最も印象に残ったのは派手な走行性能ではなく、その丈夫さとコストパフォーマンスでした。
まとめ
アディダスのデュラモスピードを約1000km、半年〜1年ほどジョギング中心で使用しました。
1000km走ったことでクッション性は低下し、走り心地も新品時より軽快ではなくなっています。
一方で、かかとや母指球周辺は摩耗しているものの、アウトソールのラバーはまだ残っています。
つまり、1000km走った現在でも「まだ走れる」状態です。
そろそろ買い替える予定ではありますが、7000〜8000円台で購入したことを考えると、十分すぎるほど元は取れたと感じています。
購入当初は「普通のジョギングシューズ」という印象だったデュラモスピード。
1000km走った今なら、僕はこのシューズの一番の魅力を「距離あたりの単価がとても安い」ことだと評価します。
派手さはないけれど、安く買えて、長く、安心して走れる。
そんなシューズを探している人には、かなり相性のいい一足だと思います。


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