イグニスからシエンタへ。子育てとアウトドアを両立する車選びで、私がシエンタを選んだ理由

イグニスからシエンタへ。子育てとアウトドアを両立する車選びで、私がシエンタを選んだ理由

2026年、これまで乗っていたスズキ・イグニスからトヨタ・シエンタへ乗り換えました。選んだのは、シエンタ HYBRID G・5人乗り・E-Four。ボディカラーはアーバンカーキ、内装はブラックです。

ただ、最初から「次はシエンタ」と決めていたわけではありません。

子どもが生まれたことをきっかけに、家族で使いやすい車が必要になりました。一方で、これまで通り登山や釣りなどのアウトドアにも車を使いたい。高速道路を走って山へ向かい、最後は未舗装路や林道を走ることもあります。

そこで、「子育てに便利な車」と「アウトドアに使える車」という、一見すると少し相性の悪い条件をどう両立するかを考えました。

この記事では、イグニスからシエンタに買い替えるまでに、私がどんな条件を考え、何を比較し、最終的にシエンタを選んだのかをまとめます。

同じように、子育てをしながらアウトドアも楽しみたい人や、コンパクトな車からの買い替えを検討している人の参考になればと思います。

目次

なぜイグニスから買い替えることにしたのか

これまで乗っていたのはスズキ・イグニスです。

コンパクトで取り回しが良く、燃費も悪くありません。普段使いには十分満足していました。それでも、少しずつ「次の車を考えたほうがいいかもしれない」と思うようになりました。

一番大きかったのは、車の使い方が変わったことです。

以前は夫婦2人で出かけることが中心でしたが、子どもが生まれると、チャイルドシートやベビーカーを載せる必要があります。買い物や旅行でも荷物が増えました。

さらに、もともと登山や釣りなどのアウトドアが好きなので、家族で遠出するときにも車を使います。

高速道路を100~200km程度走ったあと、山道をさらに1時間ほど走ることもあります。目的地によっては舗装されていない道を走ることもあり、車にはある程度の走破性も求めていました。

イグニスでも行けないわけではありませんでしたが、2WDでしたし、ローダウンした車両でしたので最低地上高にも余裕がなく、アウトドア用途では少し気を使います。

車検やタイヤ交換の時期も近づいていたため、「このタイミングで次の車を探してみよう」と考えました。

車選びで最初に決めた条件

最初から車種を決めるのではなく、まず必要な条件を整理しました。

普段使いでは、コンパクトであることが重要です。首都圏では狭い道路や駐車場も多く、家族が運転することも考えると、大型ミニバンは候補になりませんでした。いずれはデリカやハイエースも考えたいですが、ひとまず候補から外します。

一方で、子どもを乗せることを考えると、スライドドアはかなり魅力的です。

隣の車との距離が近い駐車場でも、子どもを抱えて乗せ降ろししやすい。チャイルドシートを使う場合にも、スライドドアの便利さは大きいと感じました。

アウトドアでは、最低地上高と駆動方式を重視しました。

本格的なクロカンをするわけではないので、どんな林道でも走れる車が必要なわけではありません。ただ、キャンプ場や山間部の未舗装路、雨でぬかるんだ道などで、「もう少し余裕があれば」と思わない程度の性能は欲しい。

整理すると、私が求めていたのは次のような車でした。

  • コンパクトで運転しやすい
  • スライドドア
  • 子どもとベビーカーを載せやすい
  • 燃費が良い
  • 高速道路を使った長距離移動に対応できる
  • 未舗装路や林道にもある程度対応できる
  • できれば4WD
  • 最低地上高はできれば160~170mm程度欲しい
  • 7~8年程度は乗りたい
  • 予算は理想250万円程度、上限300万円程度

この条件を並べると、意外と選択肢は多くありませんでした。

SUVではなくコンパクトミニバンを選んだ理由

アウトドアを重視するなら、最初にSUVを考えるのが自然かもしれません。実際、ヴェゼルやクロストレック、カローラクロスやCX30、CX5なども候補として考えました。

SUVは最低地上高が高く、悪路にも強い。デザインも好みです。

しかし、子育てを考えるとスライドドアの存在が大きい。

SUVにすることでアウトドア性能は上がっても、普段の子どもの乗せ降ろしや狭い駐車場での使いやすさを失うのは避けたいと思いました。それに、SUVは車幅が広いので、細い林道では気を遣うことも多そうなのがネックでした。

そこで、「アウトドア性能を100点にするのではなく、普段使いを優先しながらアウトドアにも対応できる車」を探すことにしました。

この考え方が、最終的にシエンタへつながっていきます。

シエンタとフリードを比較した

候補として大きかったのが、トヨタ・シエンタとホンダ・フリードです。

どちらもコンパクトなボディにスライドドアを備えていて、子育て世代には使いやすい車です。

フリードも非常に魅力的でした。サイズ感がちょうど良く、家族で使いやすい車として完成度が高い。四駆もフルタイムなので、より安定した走りをしてくれそうです。

ただ、単純に2025年に出たばかりの新型フリードは高すぎて予算のレンジ外でした。

そこで気になったのが、シエンタのE-Fourです。

シエンタなら、普段はコンパクトミニバンとして使いながら、必要なときには4WDの恩恵を受けられます。元の値段もフリードほど高くありませんし、登場してから3年を迎えるので、最初の車検を前に中古車も多数で回っていました。

「SUVほど本格的でなくてもいい。でも、普通のコンパクトミニバンより少しアウトドアに強いほうがいい」

という自分の使い方には、このバランスが合っていました。

2WDではなくE-Fourを選んだ理由

シエンタを検討すると、次に悩むのが2WDかE-Fourかです。私の場合、4WDが絶対に必要な環境ではありません。

普段は舗装路を走りますし、関東で生活している限り、雪道を頻繁に走るわけでもありません。それでもE-Fourを選びました。

理由は「悪路をガンガン走るため」ではなく、アウトドアでの安心感です。

林道や未舗装路では、路面状況によって2WDと4WDの差が出ることがあります。雨の後や傾斜のある未舗装路、大きくえぐれていることもあります。そんな時に、少しでも駆動力に余裕があるほうが安心です。

また、将来的に雪のある地域へ移住する可能性もあります。

もちろん、E-Fourだからどんな道でも走れるわけではありません。タイヤや最低地上高のほうが重要になる場面もあります。

それでも、「普段は燃費の良いハイブリッドとして使い、必要なときだけ4WDの恩恵を受ける」という考え方は、自分の用途には合っていました。

GとZ、どちらを選ぶか

シエンタに絞ってからは、GとZのどちらにするかも比較しました。

Zには快適装備が多く、上級グレードらしい魅力があります。

ただ、今回の車選びでは「欲しい装備」と「なくても困らない装備」を分けて考えました。

アウトドアで使うことを考えると、グレードを上げるより、E-Fourを選ぶことや、将来的にタイヤや最低地上高にお金を使うほうが自分には重要です。

最終的には、装備と価格のバランスを考えてHYBRID Gを選びました。中古車で探していたので、E-fourの個体を探していたらちょうどGグレードだった、ということもありますが…

シエンタの弱点は最低地上高。140mmは心許ない。

シエンタを選ぶうえで、最後まで気になったのが最低地上高です。

アウトドア目的なら、もう少し車高が欲しい。

当初は170~180mm程度を希望していましたが、シエンタのサイズや用途を考えると、すべてを満たすのは難しい。

そこで考え方を変えました。

「最初から完璧な車を探す」のではなく、「普段使いを優先して、必要なら後から手を入れる」という考え方です。

シエンタには社外品によるリフトアップという選択肢もあります。

そのため、まずは純正状態で乗ってみて、本当に最低地上高が足りないのかを確認することにしました。

いきなりリフトアップや大径タイヤに変更するのではなく、純正の乗り味や燃費、使い勝手を確認してから判断するつもりです。

中古車を買ってすぐに大量のカスタムをするより、このほうが失敗は少ないと思います。

中古車選びでは「車種」より「個体」を重視した

車種がシエンタに決まってからも、すぐには購入しませんでした。中古車の場合、同じグレードでも車両状態や装備によって価格がかなり変わります。

そこで、年式や走行距離だけでなく、次のような条件で絞りました。

  • 比較的新しい年式(2023年~)
  • 走行距離5万km以下(年式とみあっていればOK)
  • 修復歴なし
  • 禁煙車、においのチェックは必須!
  • E-Four
  • 5人乗り
  • できればトヨタ認定中古車

特に重視したのが、購入後の安心感です。

中古車は少し安い個体を探せばいくらでもありますが、家族を乗せる車なので、数万円の価格差だけで状態や保証を妥協するのは避けました。

「安く買う」より、「納得できる車を適正な価格で買う」ことを重視しました。

実際の購入価格と値引き

最終的に購入したシエンタは、車両価格268万円でした。

付属品は約13万5,000円、諸費用は約11万1,000円。

ここには妻が希望したフォグランプや、ボディコーティングなども含まれています。

車両本体からは5万円の値引きがありました。

そして、最終的なイグニスの下取り額は約50万9,000円。

これらを差し引いた最終支払額は、約236万7,000円でした。

なお、別の買取業者からは60万円の買取査定も出ていたため、これを交渉材料に本体値引きとフォグランプの値引きをしてもらいました。

この経験から、中古車の購入では「車両価格」だけを見るのではなく、値引きと下取りを含めた最終的な持ち出し額を見ることが重要だと感じました。車を売却する場合は、購入店の下取りだけで即決せず、買取店などにも査定してもらう価値があります。

車を買う前に「何を優先するか」を決めておいて良かった

今回の車選びを振り返って、一番良かったと思うのは、最初に条件の優先順位を決めたことです。

私の場合、すべてを満たす完璧な車を探していたら、いつまでも決められなかったと思います。

そこで、

「コンパクトであること」
「子どもを乗せやすいこと」
「スライドドア」
「燃費」
「E-Four」
「アウトドアへの対応力」

といった条件を並べ、その中で何を妥協できるかを考えました。

結果として、最低地上高については少し妥協しました。

一方で、スライドドアやE-Four、ハイブリッドといった、自分の使い方に直結する部分は妥協しませんでした。

この「何を妥協して、何にお金を使うか」を決めておくことは、中古車選びではかなり重要だと思います。

なぜ最終的にシエンタだったのか

改めて考えると、シエンタを選んだ理由は「シエンタが一番優れた車だったから」ではありません。

私の使い方に対して、バランスが良かったからです。

子どもを乗せるならスライドドアが便利。

普段使いならコンパクトなほうがいい。

長距離を走るので燃費も大切。

アウトドアに行くので、できれば4WDが欲しい。

でも、本格的なSUVほど大きな車はいらない。

そして、予算にも限りがあります。

この条件をすべて考えると、シエンタ HYBRID G・5人乗り・E-Fourが、自分にとってかなり納得感のある選択になりました。

もちろん、同じ条件でも人によって最適な車は変わります。

アウトドアをほとんどしないなら2WDで十分かもしれません(実際には私も2WDで何とかなるかもしれません)。荷物や乗車人数を重視するなら7人乗りや、さらに大きなミニバンが適しているかもしれません。

逆に、悪路走破性を最優先するならSUVを選んだほうが満足できるでしょう。

大切なのは、「人気の車だから」ではなく、自分が車をどのように使うのかから逆算することだと思います。

車の買い替えで迷っているなら、まず「車種」ではなく「使い方」を整理する

今回の買い替えでは、最初からシエンタを探したわけではありません。

「子どもがいる」
「普段は街中を走る」
「狭い道も走る」
「長距離旅行をする」
「アウトドアに行く」
「林道にも入る」
「予算には限りがある」

という自分の使い方を整理した結果、候補が絞られていきました。

車を買い替えるときは、つい「この車とあの車のどちらが良いか」という比較から始めてしまいます。

しかし、本当に大切なのは、その前に「自分は車を何に使うのか」を整理することです。

車は高い買い物なので、カタログスペックだけで決めるより、普段の生活を具体的に想像して選んだほうが後悔しにくいと思います。

今回のシエンタが、自分にとって本当に正解だったのかは、これから実際に乗り続けて確かめていくことになります。

まずはしばらく純正状態で使いながら、子どもとの日常、長距離旅行、山道や林道など、これまでの使い方でどこまで対応できるのかを試してみるつもりです。

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この記事を書いた人

週末を最大限楽しむための戦略を考える会社員。
平日はフルタイムで働きながら、登山・釣り・ランニングなどアウトドアを中心に活動しています。
フルマラソンはサブ3.5達成。現在はサブ3時間15分を目標にトレーニング中。
実体験ベースで、次の週末が少し楽しみになる情報を発信しています。

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