冬のランニングでいちばん困るのは、体幹ではなく指先の冷えだと思う。ウェアは問題ないのに、手の指だけがつらくなり、走り続けるか迷った経験がある人も多いはずだ。
この記事では、実際に冬ランを続けてきた中で感じた「指先が冷える理由」と、現在使っている手袋を紹介する。
なぜ冬ランでは手の指先だけが冷えるのか
冬に走っていると、心拍が上がって体幹はすぐに温まる。一方で、手の指先は最後まで冷えやすい。
理由は単純で、指先は末端であり、風にさらされやすく、血流も真っ先に制限されやすい部位だからだ。特に夜ランや早朝ランでは、気温そのものよりも風の影響が大きい。
また、「走れば血流が良くなって温まるだろう」という期待が裏切られることもある。一定の気温を下回ると、走り続けても指先の感覚が戻らないケースは珍しくない。一度冷えてしまった末端部を代謝だけで再度温めるのはとても難しい。
手袋は「用途別」に考えると失敗しにくい
指先対策として、もっとも効果を感じやすい装備は手袋だ。ただし、どんな状況にも対応できる万能な一双はなかなか存在しない。
自分の場合は、ジョグ用とポイント練習・レース用で手袋を使い分けている。
ジョグ用として使っているのは、ワークマンの「吸湿発熱ストレッチグローブ 」780円の手袋だ。やや厚めで、フェルト生地に近い質感。温かさ重視だが、思ったほど汗離れは悪くない。縫製は正直値段なりだが、気兼ねなく使えるのが良い。気温が低い日の普段のランでは、これで十分な場面が多い。

一方、レースやポイント練習ではCW-Xのランニング手袋を使っている。こちらは生地が薄めで、よく伸びる。分厚いストッキングのような質感で、肌触りと装着感が非常に良い。小さく畳めるので、途中で外しても邪魔にならない。冬のレースでは必須で、気に入ってリピート購入している。
親指・人差し指・中指に穴が空いているため、手袋をしたままスマホ操作や靴紐の調整ができる点も地味に助かっている。
メンズとレディースで別の商品になっているので、買う際は注意。メンズは欠品しがちなので、在庫があるタイミングで買っておくのがおすすめ。
メンズのものはこちら
レディースはこちら。
手袋をするのは何度から?
私は基本的に身軽で走りたいタイプなので、なるべく身に着けるものは少なくしたい。
とはいえ、指先は冷えやすいので、15度を切るようになってくると、手袋の出番が増えてくる。10度を下回ると個人的にはほぼ必須だ。手先の冷えを我慢する必要もない。
また、手袋があればルーティンでこなしている公園の鉄棒での懸垂も冷たくないのは地味にありがたい。
無理をしない方が、結果的に長く走れる
冬ランは根性論で乗り切るものではない。指先の冷えを我慢して走っても、パフォーマンスが上がるわけではないし、転倒などのリスクも増える。
走るのが嫌になる理由を減らすのが継続のコツ。手袋で真冬の「いやだな~」という気持ちを一つ解消できるので、冬ラン継続のお供に手袋は欠かせない。

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