フルマラソン・ウルトラマラソンや普段のロング走などで実際に使用した補給ジェルを、成分・価格帯・特徴・味の観点で整理しています。各ジェルの詳細レビューは個別記事へ。ここではまず全体像を把握できるよう、端的にまとめます。
主要補給ジェル比較一覧(2026年2月時点)
| 製品名 | 容量 | カロリー | 価格帯 | 飲みやすさ | カフェイン | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アミノショットパーフェクトエネルギー | 45g | 109kcal | 200円ぐらい | ★★★☆☆ | なし | 大手の安心×低価格 |
| アミノサウルス gel マンゴー | 45g | 119kcal | 3~400円ぐらい | ★★★★★ | 75mg | 高いけど美味しい。勝負レースに。 |
| Mag-on エナジージェル | 41g | 120kcal | 300円ぐらい | ★★★☆☆ | なし | マグネシウムで足攣り防止 |
| inゼリー エネルギー ディープ | 50g | 105kcal | 270円ぐらい | ★★★★★ | 60mg | 飲みやすい。カロリーは低め。 |
| メダリスト エナジージェル コーヒー味 | 45g | 105kcal | 250~300円ぐらい | ★★★☆☆ | 50mg | 元祖カフェイン入りジェル? |
| ポーションX ジンジャーエール | 50g | 160kcal | 160~200円ぐらい | ★★★☆☆ | 150mg | 安い×強い。味が気に入れば◎ |
アミノショットパーフェクトエネルギー グレープフルーツ味 45g
- 主成分:アミノ酸(BCAA系)、糖質
- エネルギー量:45g 109kcal
- 価格帯:1本200円前後
- 特徴:アミノ酸補給を意識した定番ジェル。大手スポーツショップやネットショップでも購入しやすく、価格も安い。安定枠。切り取ったゴミがバラバラにならない袋の構造は秀逸。
- 味・粘度:甘さは強め、粘度やや高め。個人的には給水直前の摂取が前提。
- 総評:迷ったらこれ。大手の安心感と価格面で選びやすい。
- おすすめ度:★★★★★
アミノサウルス GEL マンゴー
- 主成分:還元麦芽糖水飴、クレアチン、L-シトルリン/L-ロイシン、L-グルタミン、クエン酸、L-アルギニン、L-バリン、L-イソロイシン、香料、甘味料(ステビア、スクラロース、アセスルファムK
- エネルギー量:45g 119kcal
- 価格帯:300~400円ぐらい。公式では4つで1598円。
- 特徴:味と粘度のバランスが良くおいしい。成分もいいのだろうが価格がネック。ここぞという大会ではメンタル的な補強にもなるかも。
- 味・粘度:マンゴー風味で比較的飲みやすい。粘度は低め。
- 総評:味がおいしく、値段も相まって効果の期待値は高い(実際にどうかは置いておいて)。これを飲んだら頑張れると思わせてくれる。
- おすすめ度:★★★★☆
Mag-on(マグオン) エナジージェル Grapefruit Flavor
- 主成分:マルトデキストリン(国内製造)、果糖、クエン酸、マグネシウム
- エネルギー量:41g 120kcal前後
- 価格帯:300円前後
- 特徴:マグネシウム配合。脚攣り対策の“お守り”として。
- 味・粘度:甘さの中に酸味あり。後半でも受け入れやすい。
- 総評:味変兼・攣り対策枠。後半対策に1本入れておくような使い方がいいかも。
- おすすめ度:★★★☆☆
inゼリー エネルギー ディープ
- 主成分:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、マルトデキストリン、ぶどう糖、寒天/クエン酸、クエン酸Na、香料、カフェイン、ゲル化剤(増粘多糖類)、乳化剤、V.B1
- エネルギー量:50g 105kcal前後
- 価格帯:270円前後
- 特徴:カフェイン入りなので、20キロ過ぎての気分転換にはよさそう。パッケージは大きめだが、カロリーは少な目。
- 味・粘度:キウイ味で寒天を使っていることもありスッキリしていて飲みやすい。口に残る甘ったるさが少ないので、個人的には結構好き。
- 総評:練習や長時間走で安心感あり。ただし携帯性はやや劣る。販路限定商品らしく、あまり見かけないので買いにくいのはネック。
- おすすめ度:★★★☆☆
メダリスト エナジージェル コーヒー味
- 主成分:果糖(国内製造)、コーヒーエキス、蜂蜜 / クエン酸Na、増粘多糖類、クエン酸
- エネルギー量:45g 105kcal
- 価格帯:250〜300円前後
- 特徴:カフェイン50g入り。終盤の集中力維持や覚醒狙い。ただし、後続でさらに多くのカフェインを含むジェルも増えてきている。
- 味・粘度:甘さ強め。コーヒー風味で好みは分かれる。私は好き。
- 総評:30km以降の切り札候補。事前テスト必須。
- おすすめ度:★★★☆☆
ポーションX ジンジャーエール
- 主成分:果糖(アメリカ製造)、マルトデキストリン、ぶどう糖、ガルシニア・カンボジアエキス末、三七人参濃縮エキス末/D-リボース、ベタイン、クエン酸、カフェイン
- エネルギー量:50g 160kcal
- 価格帯:160~200円ぐらい
- 特徴:Dリボース5,000mg、カフェイン150mgを含む。Dリボースは1日6~10g程度が推奨という話も聞いたことがあるので、カフェインの多さもあり1レースで複数飲むようなものではなさそう。ここぞの気つけに。
- 味・粘度:口の中でのべたつきは少ない。確かに辛口だが、口に入れた瞬間はガツンと甘い。後味に辛みと苦みがある。ジンジャーエールの原液のような味。直後に水を飲んだ方がおいしいかも。
- 総評:気分転換に有効。単価も安いのでロング走にも。
- おすすめ度:★★★☆☆
実際に使って分かったこと(実体験ベース)
■ 甘さ対策:必ず「給水前」に摂る
全体的にジェルは甘いです。これは糖質を摂るためには仕方がありません。
私は給水所の1km手前ぐらいで摂取 → 水で補給する運用にしています。
メリット:甘さが残らない。胃に溜まりにくい。飲み終わったパッケージをそのままゴミ箱に捨てられる。
■ 手のべとつき問題
使ってみるとわかる、地味に嫌なジェルの弱点はここだと思います。
開封時に指が汚れたり、飲み終わった袋がべたついたり…
対策としては、まずは開封時にしっかり内容物をよけて開封する練習をすることと、飲む練習をしておくことです。ぶっつけ本番はむせるリスクもあるので、必ず1回は練習の中で試しておきましょう。
また、かぶり水がある大会では、その水をかぶりつつ手を洗うこともできます。
■ 袋の端が飛ぶリスク
意外とある問題。せっかくのコースにパッケージのごみを落としてしまうのは、気持ちのいいことではありません。これも落とさないように練習しておきましょう。味の素のアミノバイタルなどはそもそも切り口が分離しないので安心です。
■ 価格は“戦略”に直結する
1本100円台〜300円。高いものでは1000円近いものも。地味に負担になるのが価格です。
フルで4本 → 約1,000円
大会本番だけでなく、忙しい社会人が限られた練習時間の中でパフォーマンスを上げるには、練習時の摂取も有効です。そう思うと、練習用の価格重視と、本番用の効果を信じ切れるもの、という使い分けもおすすめです。
個人的には、練習はアミノショットやポーションXといった安価なものを使い、本番は慣れていて安定感のあるそれら+効果を信じられるやや高級なもの1つないし2つ、という構成がいいかな~と思っています。
更新予定
今後、各ジェルの個別レビュー記事を追加し、ここから内部リンクで接続していきます。
実戦(ウルトラ含む)での使用結果は随時追記予定。

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