2026年いわきサンシャインマラソン完走記

2026年2月22日、いわきサンシャインマラソンを走ってきました。
結果はネットタイムで3時間16分台。11月から10分以上PBを更新し、平均ペースはおよそ4分40秒でまとめられました。

タイムももちろんうれしいのですが、それ以上に「決めていたレース運びをやり切れた」ことが今回の収穫でした。自分のために、そして来年以降参加する方の参考にもなるように、前日から振り返っておきます。


目次

前日入り。マルトでの買い出しとコンディション設計

マルト SC平尼子店

今回は前日入りしました。この大会は前日受付はありませんので、到着したら食べて寝るだけです。まず向かったのは地元スーパーであり、大会協賛でもあるマルト。夕食と朝食、水分や軽食を整えておくことで、当日の不確定要素を減らすのが目的です。

マルトはお惣菜が全国一になったこともあるスーパーということで、ローカルスーパーが好きなのでちょっとした楽しみにしていました。それもあって、前日は揚げ物を避けるつもりだったのですが、売り文句に負けてとんかつ弁当やチキン南蛮バーガーを購入してしまいました。確かにおいしかったです。

ホテルはいわきリフレのDXルーム

宿はいわき駅前の4000円という格安で個室っぽいところに泊まれるカプセルホテルでしたが、ここで一つ盲点がありました。冷蔵庫がないこと、そしてエアコンの音と乾燥が思った以上に強かったことです。冷蔵庫がないので要冷蔵のものは車に置いておくことにしました。喉の乾燥対策はもう少し意識してもよかったかもしれません。

夕食はマルトで購入したとんかつ弁当とチキン南蛮バーガー。普段はこんなに食べませんが、レース前ということで多めに食べることを許します。揚げ物ばかりで少し心配もありましたが、特に影響ありませんでした。ほかに水分補給も多めに心がけており、ポカリスウェットのイオンウォーターやキリンのイミューズが最近のお気に入りです。

夜はしっかり休みたかったので9時頃に就寝。1時頃に一度目が覚めました。ただ、焦りはなく、横になって身体を休めていれば問題ないと割り切って目を閉じていたら、気が付くと朝でした。


朝は6時に起床。朝食にマルトで買った焼うどんとおにぎりを食べます。7時半ごろに出発して、指定駐車場の21世紀の森には7時45分ごろ着でした。ここで丸ごとバナナ半分と酪王カフェオレを摂取。今回は1週間前からカフェインを抜いていたので、糖とカフェインが染み入る感じがしました(気のせいかもしれませんが)。

福島といえば酪王

当日の朝と会場入り

8時のシャトルバスに乗車すると、会場についたのは20分ごろ。荷物預けの締め切りは8時30分でしたので、あまり余裕はありませんが、回転が速いので問題ありませんでした。不安な方はもう少し早く会場入りしたほうがいいですね。
アップ用に競技場が開放されていたので、これを使えなかったのはもったいなかったな~と思いました。

バス待ち列。次々来るので5分ほどで乗れました。

気になるトイレ事情は、更衣室前のトイレは並んでいましたが、スタート横は比較的すいており、アナウンスでもすいているトイレを教えてくれて親切です。トイレブース毎に並ぶのではなく、全体が1列で空いたところに次々入っていくシステムなので、列ごとの当たりはずれがないのも精神的に安定できてよかったです。
しっかりトイレも済ませて、8時50分にはスタート列に並ぶことができました。

朝の気温は11度。正午には14.3度まで上がったようですが、いわきは雪や雨で凍える可能性もあるので、これは当たりの天気でしょう。手元のガーミンでは20度まで上がっていました。

スタート!序盤のアップダウンで“削られない”のが大事

Cブロックスタートでしたが、号砲から1分かからずスタートできました。しかし序盤は渋滞があり、最初の1キロは5分17秒でした。自分で人をよけて走ると疲れるので、近いペースで抜けていくランナーにぴったり追走して連れて行ってもらいました。あの時のランナーさん、ありがとうございました。

さて、三崎公園の坂が有名ないわきのコースですが、それ以外もフラットとはいい難いコースです。スタート直後から海沿いに出るまで、アップダウンがいくつかあります。派手ではないぶん、気づかないうちに脚を使わされる区間です。最初の坂や7~9キロの坂には気を付けないといけません。

今回はここで無理をしませんでした。傾斜に合わせて走りのオンとオフを切り替えるイメージで、上りでは出力を落とし手回転数を上げ、下りでは前傾を保ちつつ脱力して少し早め程度のペースを意識。タイムを取りにいくのではなく、「ダメージを溜めない」ことを優先しました。

この意識が最後まで効いたように思います。


22km三崎公園、そして31kmの正念場

22km地点、三崎公園に向かう上りはやはりきついです。分かっていても楽ではありません。ただ、「ここはきつい場所だ」と理解していることで、無駄な焦りは生まれませんでした。淡々と、我慢の上りです。途中柏原選手とハイタッチもしつつ、登った先のいちごを楽しみに進みました。
そして、こちらの坂は下りも急坂です。景色もよく、イチゴを食べながら下れるので気持ちはいいですが、おり切ったときには足にダメージを感じて少し焦りました。もう少し抑えて降りた方がよかったかもしれません。

急坂のごほうびはイチゴとトマト。甘くておいしい!

そして31kmの坂。斜度もあり、それまでのアップダウンの蓄積も重なって、ここが一番脚が重く感じました。正直、楽ではありませんでした。「なんでこんなとこにこんなきつい坂を…」と恨み言を思い浮かべつつ、坂の上ではチアの方々が一生懸命応援してくれており、力をもらって進みます。
ここでふと思いついて、フリーダイビングで効率よく酸素を取り込むためのリカバリー呼吸を坂の後に試してみたところ、呼吸を整えるのに効果があったような気がします。これはもう少し試してみます。

崩れなかったのは、序盤のセーブと補給の積み重ねがあったからです。以前走ったひたちシーサイドマラソンでは、坂で無理をして後半に失速。その反省が、今回は確実に生きていました。


37km以降は上りなし。体感ネガティブスプリットで

折り返して坂を上り返し、37km地点を過ぎると、もう会場までは下り~フラット。大きな上りはありません。それが分かっていたので、そこからは気持ちよくペースを上げました。体感としてはしっかりビルドアップできた感覚です。

ゴール後にタイムを見ると、4分20~30秒ぐらいで走れていました。体感的には4分15秒ぐらい出ている認識でしたが、それでも「落ちていない」こと自体が成果です。実は初めてネガティブスプリットでフルマラソンを走れたので、それがかなりうれしかったです。
37キロ地点で、もしかしたら3時間15分切りできるかも⁉と思いましたが、それは脳が回っていなくて計算できていないだけでした。


今回の補給戦略

補給は以下の通りです。

5km、15kmでアミノバイタルのアミノショット(赤)。
22kmで楽しみにしていたエイドのいちごとトマト。
25kmでメダリストのコーヒー味 カフェイン50g
31kmでポーションX ジンジャーエール味 カフェイン150mg

さらに塩タブレットや梅干しを意識して摂取し、給水は基本的に毎回取りました。

後半に入ってもエネルギー切れの感覚がなかったのは、スタート3時間前の朝食+1時間前の軽食という2回食べ戦法、そして5kmからの早めの補給がよかったと思っています。また、25キロから合計200mgのカフェイン摂取も、カフェインに飢えていた脳にはかなり響いた印象で、前回までなら足が重くなり、呼吸も苦しくなってきて、代謝の低下を感じる30キロ以降も、体感では余裕が感じられました。
これは次回以降も使っていきたい攻略法です。


シューズはEVOSL

今回選んだのはEVOSLです。強い反発に頼るというより、自分でコントロールしやすい感覚があります。
アップダウンの多いいわきのコースには合っていたように感じました。もう300キロほど使っていますが、最後のペースアップでも気持ちよく進めたので、まだまだ反発の寿命も大丈夫そうです。


応援の力が背中を押してくれた

メイン会場の小名浜港の大量の応援や、江名港での大漁旗など、まるで一流選手になったかのような錯覚を覚えるほどの応援でした。それ以外の区間でも、応援やボランティアの方が途切れることはありません。
たまに砂漠地帯かのように言われる30キロあたりの工業地帯も、等間隔で救護のボランティアの方が立っており、応援もいただけました。

自意識過剰と思われるかもしれませんが、私は手を振ったり、「ありがとうございます」となるべく返すようにしています。しっかり応援を返すことで、心なしか自分のペースも上げられる気がするからです。
返事を返せる余裕を持って走れたこと自体が、ペースコントロールがうまくいっていた証拠だと思います。

ただし、37キロからゴール手前までは、広い道の車道中央を走る都合でほとんど応援がありません。ゴール手前200mぐらいからはまたすごい応援を受けることができるので、それを楽しみに走っていきましょう。

ゴール後まで満足度の高い大会|アクアマリンふくしま、勿来温泉

いろいろもらえます

ゴール後はレイをかけてもらえるので、だれでも浮かれポンチになれます。
配布はリアルゴールド(冷えていました)やシンクロンコーワ、ボディメンテ、パックライスなど。荷物もすぐに取り出してもらえました。
イベント会場に移動すると、さんまのつみれ汁がランナー限定でふるまわれています。これを楽しみにしていたので、ありがたかったです。一方で、ステージ前にはテントとテーブルがありましたが、動線的に私含めほとんどのランナーが気づかず、立ったままで食べていました。教えていただけたら助かった方も多かったのでは…

さんまつみれ汁。ごちそうさまでした。

その後は一度シャトルバスで車に戻って着替え、車で戻ってきて割引券を使ってアクアマリンふくしまに入場。いわきまで来たら、入らないわけにはいきません。

その後は勿来温泉 関の湯で汗を流しました。こちらも割引券でなんと500円で温泉に入れるので、とてもありがたいです。太平洋を見渡す露天風呂が気持ちよかったです。
大きな施設で、レストランも二つあり、ここで食事まで済ませてしまうのもいいでしょう。

レストランからもオーシャンビュー。


湯本温泉の割引券もあったので迷いましたが、次回は湯本温泉に行ってからアクアマリン、のほうが動線がきれいかもしれませんね。

走って終わりではなく、観光と温泉まで含めて一日が完成する。地方大会の魅力を改めて感じました。


今回のレースで得たもの

いわきサンシャインマラソンは、序盤から坂で削られ、中盤はまさに試練というべき急坂、そして疲労がたまる31kmから2回のアップダウンと、かなりハードなコースです。しかし、37km以降ゴールまでの下りとフラットは、そこまでに足を残せれば多くのランナーを追い越していくこともでき、ゴールの声援で報われるレースだと感じました。

今回の個人的攻略ポイントとしては、下記の3つをフルマラソン3回目にしてようやく実践することができました。
・坂で勝負しないこと。
・序盤から補給をとっていくこと
・その時々の感覚だけでなく、全体設計で走ること

今回はそれができました。この感覚を忘れないように、ここに記録しておきます。

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この記事を書いた人

週末を最大限楽しむための戦略を考える会社員。
平日はフルタイムで働きながら、登山・釣り・ランニングなどアウトドアを中心に活動しています。
フルマラソンはサブ3.5達成。現在はサブ3時間15分を目標にトレーニング中。
実体験ベースで、次の週末が少し楽しみになる情報を発信しています。

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