登山用ストックは本当に必要か ― 私が「とりあえず持っていく」理由と、持っていかない判断 ―

登山道

登山を始めてしばらくすると、必ず一度は「登山用ストックって必要なのかな?」と考えます。
使っている人も多いし、初心者向けの装備として紹介されることも多い。一方で、邪魔そうだし、両手が塞がりそうだという印象もあります。

私自身、トレッキングポール(ストック)についてはずっと「絶対に必要なもの」だとは思っていません。それでも今は、多くの場合ザックに入れています。
使わない日もありますが、「持っていっておいてよかった」と感じる場面が確実にあるからです。

この記事では、登山用ストックを使う・使わないの二択ではなく、どういう条件なら役立ち、どういう山なら不要だと判断しているかを整理してみます。


目次

ストックを使い始めたきっかけ

私がストックに興味を持ったのは、純粋に「使うと楽になるらしい」という話を聞いたからでした。最初に本格的に使ったのは、両神山のような行程が長めの山に行くときです。

その頃は、「疲労を軽減できるなら試してみたい」という気持ちが大きく、同時に「正直、邪魔じゃないのかな」という半信半疑もありました。

今振り返ると、この感覚は多くの人が通るところだと思います。


実際に使ってみて、助かった場面

ストックが一番わかりやすく効いてくるのは、荷物が重いときです。
テント泊装備を背負っていると、足元の安定感が増すだけでもかなり楽になります。

上りでも下りでも助けになりますが、正直に言えば、平坦な道ではそこまで必要性を感じません。荷物が軽い日や、短時間の山行なら、なくてもまったく問題ないと感じます。

一方で、「これはストックがあってよかった」と強く思ったのは、渓流釣りや山菜採り、キノコ狩りのような場面です。

登山道ではなく、足場が悪かったり、道なき道を進んだりする状況では、ストック一本で使うことが多く、それを支えだけでなく、草を分け、渡渉の際には杖代わりにしています。


写真を撮る登山では、正直ちょっと邪魔

私はカメラを持って歩くことが多く、その点ではストックが邪魔に感じることもあります。

撮影時は、ストラップで手からぶら下げたり、ザックの肩紐とウェストの間に差したり、小脇に抱えたりしますが、しゃがんだり立ち上がったりするときに引っかかることもあります。また、鎖場や手を使う場面では、迷わずしまいます。

ただ、立ち上がるときに支えになることもあり、完全に「邪魔な存在」かというと、そうでもありません。

ちなみに、タープやテントの支柱として使える点では、地味ですが助かっています。


初心者がストックを使うことについて思うこと

私自身は、ストックがなくても登山は成立すると思っています。
ただ、本当に初めてだという初心者の方と一緒に登ったとき、足が辛そうでしたのでストックを貸したところ、とても助かったと言っていました。脚力や持久力に不安がある人にとっては、ストックが助けになる場面があります。

ただ注意したいのは、持つだけで安全になるわけではないという点です。
使い方を知らないままでは、むしろ疲れたり、危なかったりすることもあります。

例えば、

  • ストックは体の外側につくこと(転んだ時に刺さって危ない)
  • 体重を預けすぎないこと
  • ストラップの正しい使い方

このあたりは、最低限知っておいたほうがいいと思います。


私が「持っていかない」と判断する山

岩場がメインの山では、ストックは持っていきません。妙義山のように、手を使って登る場面が多い山では、邪魔になるだけだと判断しています。

また、行動時間が4時間未満で、荷物も軽いと分かっている日は、最初から持たないこともあります。車でアクセスする場合は、「とりあえず車に置いていく」という選択をすることもあります。

それ以外の山では、「使わないかもしれないけど、とりあえず1本持っておく」という判断をすることも多いです。


ストックを買うか迷っている人へ

ストックを持っていくかどうかは、行程ややりたいこと次第です。
ただ、買うかどうかで迷っている人にとっては、「自分がこれからどんな山に登るのか」「どのくらい使う機会があるのか」が、まだはっきりしないことも多いと思います。

そういう場合は、いきなり買わなくても構いません。一度借りて使ってみるだけでも、かなりイメージが湧くので、もし使っている友人がいれば、ぜひ少し借りて使ってみてください。

登山用ストックは、必須装備ではありません。でも、条件が合えば、かなり助けになる道具だと感じます。

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この記事を書いた人

週末を最大限楽しむための戦略を考える会社員。
平日はフルタイムで働きながら、登山・釣り・ランニングなどアウトドアを中心に活動しています。
フルマラソンはサブ3.5達成。現在はサブ3時間15分を目標にトレーニング中。
実体験ベースで、次の週末が少し楽しみになる情報を発信しています。

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