登山用ストックの選び方| なぜ私は「分割式・アルミ製」に落ち着いたのか

登山者のみなさん。

登山用ストックを選ぶとき、分割式か伸縮式か、アルミかカーボンか、といった分類がまず目に入ります。
ただ、実際に使ってきた立場から言うと、スペックを比べて最適解を探すというより、自分の使い方と噛み合うかどうか。それだけを考えてきた、という感覚に近いです。

私が今使っているのは、分割式のアルミ製ストックです。
なぜこの組み合わせが一番しっくりきているのか。その理由を、順に整理してみます。


目次

分割式を選んだ一番の理由は「気にならないこと」

分割式ストックを使っていて一番大きいのは、持っていること自体が気にならないという点です。

使わないときはザックに収められますし、外付けする場合でも邪魔になりにくい。
写真を撮るために一時的にしまう、鎖場で手を使う、といった切り替えが、一瞬で済みます。

そして、もう一つ同じくらい大きい理由があります。
それは、突いたときにガクッと縮む心配がないことです。

歩行中、体を支える目的でストックを突く場面では、「ちゃんとそこにある」という感覚が重要です。
分割式には調整機構がないぶん、自分の締め忘れや、内部機構への不安を考えずに済みます。

結果として、「使っていない時間も含めて、存在を意識しなくていい」これが、分割式を選び続けている一番の理由です。


伸縮式は「悪くないが、自分には合わない」

伸縮式ストックについては、便利そうだと思ったことはありますし、悪いものだとも思っていません。

ただ、自分の使い方に照らすと、合わない点がはっきりしていました。

一つは、調整機構への不安です。
機構そのものだけでなく、「自分がちゃんと締めたかどうか」という要素が入ってくるのが気になります。

もう一つは、重さと大きさです。
完全に短くならない分、しまったときの存在感がどうしても残ります。

そもそも私は、自分の身長に合った長さのストックを選び、登り下りでは持つ位置を変えることで対応しています。
そのため、長さ調整そのものを必要とする場面が、ほとんどありません。

そう考えると、「調整できること」がメリットにならず、むしろ気になる要素のほうが上回っていました。


素材は「軽さ」より「使い切れるか」

素材については、最初からアルミ製を選んでいます。
カーボン製は、私の場合は選択肢に入りませんでした。

理由はいくつかありますが、一番大きいのは傷への強さと、壊れ方の想像がつくことです。

カーボンは硬い反面、割れるときは一気にいく、と言われます。
実際に登山用ストックが折れた場面を見たことはありませんが、カーボン製のゴルフクラブのシャフトを解体して銛を作った経験から考えると、真っ二つになることはなくても、クラックは一気に入るだろうな、という感覚があります。

その点、アルミは傷は付きますが、一撃で使えなくなるイメージがありません。

実際に、ゴロゴロした渓流で岩の間に挟まったり、岩にぶつけたりする使い方をしていますが、今のところ問題なく使えています。

この「雑に使っても、まあ大丈夫だろう」という感覚は、自然の中で使う道具としては、とても大切だと思っています。

また、カーボンの加工は少し難しいですが、アルミであれば一般的なパイプカッターで簡単に切断できます。分割式の欠点である長さ調節機構がないという点も、自分で切ってしまえば問題ありません。


私にとってストックは「汎用ギア」

私の中で、登山用ストックは自然の中で使う汎用ギアという位置づけです。

登山道を歩くだけでなく、

  • 渓流で体を支える
  • 藪をかき分ける
  • 足場の確認をする

そういった使い方も含めて、拾った木の棒を使う感覚の延長にあります。

そう考えると、軽さや見た目よりも、「気兼ねなく使えること」のほうが重要になりました。


初心者がストックを選ぶなら

ストックは必須装備ではありません。
だからこそ、買う前に一度使ってみてほしいと思っています。

いきなり高価なものを揃える必要はありません。
1本でも使ってみると、歩き方や安定感がどう変わるかが分かります。

モンベルのように1本売りしているモデルを試してみて、「これは助かる」と感じたら、もう1本買い足せばいい。
それくらいの距離感で十分だと思います。

私が買ったストックはもう終売になってしまったみたいですが、伸縮式ストックをよく山で見かけるダバダから、折りたたみのポールが販売されていました。当時売っていればこれにしたかも。長さ調整機能は個人的には不要ですが、自分でカットするのも面倒といえば面倒なので、普通の初心者の方はこちらの商品のほうがよさそうです。色も無難で◎。


私なりの結論

今のところ、分割式で、アルミ製のストックが、私の登山や自然遊びには一番合っています。

これは万人にとっての正解ではありません。
ただ、「どういう場面で、どう使いたいか」を基準に考えると、自然とここに落ち着きました。

ストック選びに迷ったら、まずは自分の行動を思い浮かべてみる。
そのほうが、スペック表ただ眺めるより、ずっと答えに近づける気がしています。

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この記事を書いた人

週末を最大限楽しむための戦略を考える会社員。
平日はフルタイムで働きながら、登山・釣り・ランニングなどアウトドアを中心に活動しています。
フルマラソンはサブ3.5達成。現在はサブ3時間15分を目標にトレーニング中。
実体験ベースで、次の週末が少し楽しみになる情報を発信しています。

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