なぜ蛭ヶ岳ピストンに挑戦したか
夏頃から予定していた山行を、ようやく実行できた。
今回のルートは、大倉登山口から塔ノ岳・丹沢山を経て蛭ヶ岳までを往復する、いわゆる「ヒルトン」と呼ばれるピストンルート。距離・標高差ともにそれなりで、楽な山行ではない。
目的は大きく二つ。
一つは、以前から聞いていた「丹沢山〜蛭ヶ岳の尾根道」を実際に歩くこと。
もう一つは、夏を通して積み上げてきたトレーニングの成果を、長時間行動の中で確認することだった。
友人2人との挑戦。
結論から言えば、この日は「楽しみ」と「検証」を兼ねた、よい週末になった。
今回の山行概要
活動データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 活動日 | 2025年11月1日 |
| 山域・ルート | 大倉登山口〜蛭ヶ岳ピストン(ヒルトン) |
| 行動時間 | 10時間48分 |
| 距離 | 26.4km |
| 累積上昇 | 2,378m |
| 累積下降 | 2,383m |
| 人数 | 3人 |
行動時間は10時間超。
数字だけ見ても、なかなか歯ごたえのある一日だ。
ヒルトン(大倉ー蛭ヶ岳) / akiさんの塔ノ岳・丹沢山・堀山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
このルートを選んだ理由と狙い
丹沢山〜蛭ヶ岳の稜線は、とあるYoutube動画で「景色が良い」「歩いていて気持ちがいい」とみていて、ずっと気になっていた。
とはいえ、長時間・長距離の行程なので、生半可な気持ちでは疲れはてて終わってしまう可能性もある。
そのため、夏場に取り組んできたランニングや脚づくりが、実際の山行でどこまで通用するのかを確かめる目標の一つとして設定しておいたのだ。
行動ログ(タイムライン)
06:33|大倉登山口スタート
民間の駐車場を利用し、まだ薄暗い時間帯にスタート。大倉の市営駐車場は7時からしか停められないので注意。しかし、近隣には民家の庭先のようなところも含めて私設の駐車場が多数あるので停められないということはなさそう。
行動時間が長くなることは分かっていたので、無理のないペースを意識しながら登り始める。
この時点では体調も良く、脚も軽い。
09:10|塔ノ岳
目的地にしても良い山頂だが、今日はまだ通過点。
ここまでのペース、呼吸、脚の感覚ともに想定どおりで、特に不安はなかった。
ここまでの上りが負担としては大きいので、ここで余裕があるのは嬉しい。
友人たちを気遣う余裕を見せながら、休憩を取って先へ進む。
10:12|丹沢山
塔ノ岳を越えると、尾根道のアップダウンが続く。前日は雨だったので、一部田んぼになっているところも通過した。
丹沢山までの見晴らしはまあまあだが、眼下には紅葉が広がり、歩きながら何度も足を止めてしまう。
丹沢山から蛭ヶ岳までは今回の目的となる尾根道。とても見晴らしがよく、笹で覆われた尾根を線路のように木道が続いており、素晴らしい眺望。途中何度か急な勾配もあるが、景色がいいので楽しんで歩くことができた。
ただし、先まで見通せる分「ここを降りてまたあそこを登るのか…」というという思いは少なからず湧いてくるので、景色で気をそらしながら歩く。
11:52|蛭ヶ岳到着
ようやく目的地の蛭ヶ岳へ。片道約5時間は過去最長である。
山頂の眺望はまあまあ。山荘で食べた「ひるカレー」が、想像以上においしかった。
ここで50分ほど滞在。
今回はソロではないので、ゆったりと休憩をとった。
14:00|丹沢山(復路)
復路に入ると、さすがに疲労が出始める時間帯。
尾根道は相変わらずいい景色ではあるが、足取りは徐々に重くなってくる。
友人2人にはかなり疲れが見え始めていたが、自分自身はまだ余裕があった。
ここで「トレーニングの成果は出ているな」と、はっきり実感できた。
17:21|大倉登山口ゴール
長かった一日も、無事終了。
10時間を超える行動だったが、大きなトラブルもなく下山できた。
下山後は名水はだの富士見の湯で汗を流し、そのままブロンコビリーへ。
失ったカロリーをしっかり補給して解散した。
写真ギャラリー
この日は軽量化のため、カメラを持たずにすべてiPhone15で撮影。












トレーニング成果の振り返り
今回、最も大きかった収穫は「下山まで余力を残せたこと」だった。
特に、かなり疲労している友人2人を横目に、余裕をもって下山できたのは、内心かなり嬉しかった。
夏場のトレーニングは、方向性として間違っていなかったと確信。
次回に向けたメモ
今回の経験から、同等以上の距離・標高差でも対応できる自信はついた。
ただし、トレーニングは継続が前提だ。
なお、下山後には友人たちにマッサージガンとハーフマラソンのエントリーを布教しておいた。
来年は、また違った形でこの成果を試せそうな気がしている。
レース込みでランニングを楽しんでくれたらいいな。
まとめ
距離26.4km、累積標高約2,400m、行動時間10時間48分。
数字だけ見ればハードだが、それ以上に得るものの多い一日だった。
ヒルトンは確かにきつい。
ただ、その分、準備と積み重ねが正しかったかどうかを、はっきり教えてくれるルートであった。

コメント