シーズン終盤の源流へ

2025年9月下旬、シーズン終盤の源流域に友人と2人で入った。
紅葉にはまだ早いが、朝の渓流の空気はひんやりと冷たく、秋の訪れを感じる。もう泳ぐのはきつそうだ。入渓点までは40分ほど。歩き始めると身体が温まり、止まると少し肌寒い。少し前にいい魚に出会えていたこともあり、気楽に歩くことができた。
この日は魚影自体はまあまあ多い印象だった。ただ、ルアーを通すと一回目だけは追ってはくるものの、直前で反転する場面が目立つ。特に釣り始めてしばらくは顕著で、シーズン後半らしく、全体的にスレている感覚が強い。
前半はミノー中心で探ったが、浅場では特に見切られることが多く、深みや、岩陰の投げにくいピンスポットといった竿抜けスポットを意識してようやく反応が出る、という流れだった。
ルアーからテンカラへ切り替えて

日が上がり気温が少し上がってきたタイミングで、釣り方をテンカラに切り替えた。自作の毛針を結び、サイトで魚の動きを見ながら狙う。深みや広いプールはルアーを続けている友人に譲る。
これが思いのほか噛み合い、ルアーでは食わせきれなかった魚が、素直に反応する場面が増えた。活性が上がった影響もあると思うが、遡上していくにつれて警戒心がやや薄れたようにも感じた。
やはりテンカラで水中の魚の動きを直接見ながら合わせる釣りは、釣果以上に集中力を使うが、その分楽しい。自分が巻いた毛ばりにスーっと寄ってくる魚たちが愛おしい。
結果としてはイワナが7匹。サイズは10〜25センチほどで、いわゆる「記録に残る一匹」はいない。ただ、毛針を落とした瞬間に身体を翻して食い上げてくる姿を何度も見られたのは、この時期の源流として十分に満足できる内容だった。
この日の振り返り
この日の釣りで印象に残ったのは、反応はあるが食わない状況への対応だ。
警戒心が高いと感じるときほど、魚が身を隠せる深みや物陰を丁寧に通すこと、そしてしっかり沈められる重めのルアーやテンカラが有効だった。派手な釣りではないが、源流ではこうした積み重ねが結果につながる。
帰り際、友人と「今日はシーズン最後にいい釣りができたな」と話しながら渓を後にした。
突出した釣果ではないが、状況を見て釣り方を変え、その変化が素直に結果に表れた一日だったと思う。
行動ログ
距離:13.65km
合計時間:7時間46分
タックル
竿:剣峰てんから、ZoomSafari ZMSS-505L
リール:アルテグラC2000SHG
ライン:PE0.6号、フロロリーダー1.2号
釣れたルアー:エデン50HS、メテオーラ45、自作毛ばりなど


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